ボルボ855 トラブル事例・対応について...
djshinのボルボ855に発生したトラブル事例とその対応について、ご紹介いたします。.

走行距離(km)

トラブル事例

対応

25000

エンジン停止時に回転数異常
(エンジン止めようとしたら、6000回転まであがり、その後2000〜5000の幅で回転数ぶれ(アクセルペダルは踏まずに..)

コンピューターROM交換対応

33300

バッテリー上がり(突然ってやつ)

バッテリー交換

52000 変速時ショックやや大 ATF交換(推奨交換時期)

55000

λマーク点灯

燃料点火装置故障診断
プラグ交換

56400

λマーク点灯(再発)

燃料点火装置故障診断
O2センサー交換(←対応として正解!)
スロットルポジションセンサー交換
ポテンションメーター交換

62300

ATF(オートマフルードオイル漏れ)

クランクシャフトシーリング交換
ATF補充
(メンテにエンジンオーバーホール必要!)

69000

タイミングベルト(伸び、特に問題なし)

タイミングベルト交換

82000

アイドリング不調

プラグ・プラグコード交換

83300

ギアポジショニング不調

ポジションセンサー交換

89000 ブレーキランプ全部つかない... ブレーキランプスイッチ交換
89700 (超大型台風18号の影響で...(ToT;) )
・ウィンドーサイドモールはがれ
・ブレーキからの異音 (→ローターさび錆..)
・モール交換
・ローター研磨、パッド...サンドペーパーがけ対応
90100 ハンドル切時など、フロントからコトコト異音 フロントスタビライザーリンクロッド交換
91200 オド・トリップメーター停止 オドメーターASSY品交換 
(オドメータ内「ギア」交換のみでも対応可)
92000 フロントバンパーカバー
梨地部分の白化事象悪化(波模様に...)
フロントバンパーカバー新調 
92800
バッテリー寿命 ・ 戻り電圧低下...
.
バッテリー新調・オルタネーター交換(リビルド品)
93500
エアコン性能低下。冷房の効きが悪い...
(エバポレーター腐食による冷媒漏れ)
.  
冷媒R134a補充  

蛍光剤による漏れ箇所同定も...。 

エバポ交換がベストですが...(費用が10諭吉..)
.
94600 5回目車検
(ハンドルを切った時の「コツンコツン音」あり)
.
フロントショックアブソーバー交換 

フロントスプリングシート交換
.
97400 ハンドル震え・リア足回りからの異音 フロントホイールバランス再調整 
リアバンプラバー取付ピン折れ → 交換
98000 リアゲート オープン時のゲート落下 リアゲートダンパー交換 
99000 10万キロ定期交換(6回目車検)+α   .
タイミングベルト

タイミングベルトテンショナー
タイミングベルトアイドラープーリー
テンショナーダンピング
ドライブベルト
プラグ 諸々...一式交換
.
99200 ABSランプ・TRACSランプ点灯 
原因 : ABSコントロールユニット内部のハンダ不良

対策としては、ABSコントロールユニット交換
または、
ABSコントロールユニット脱着交換
(ハンダの肉盛を施したあと、
ケースにきっちりシーリングをして、元に戻す)
100200 7回目車検  .
タイロッドエンドブーツ破損交換
ブレーキフルード交換
オイル交換...諸々
.
101900 8回目車検 
フロントロアアームボールジョイントブーツ破れ
(フロントコントロールアーム交換)
ブレーキフルード交換
クーラント交換
.
102000 コーナーレンズカバーはがれ  .
コーナーレンズカバーは接着剤で固定されてるだけ。
経年劣化で はずれてしまいます
 
→ 中古品へ交換
.
102300 ドアが開かない! .
運転席側ドアロックユニット交換
.
102800 エアコン始動時異音 .
エアコンコンプレッサ交換(社外品)
.
103900 9回目車検  .
「ディーラー エコノミー車検」
オイル交換
ブレーキフルード交換
エアコンガスチャージ

→ 20年目にしては安価で対応できました♪
106000 10回目車検 
ブレーキフルード交換
バッテリー交換
タイミングベルト交換
ドライブベルト交換
クーラントポンプ交換
オシレーションダンパー交換

→ 25万円コース(^_^;)
120843 お別れ  
22年5か月一緒に過ごしたボルボ..
いっぱいの思い出を伴にしたわが相棒...
 
ありがとう! ほんとにありがとう!

 

基本メンテナンス

 * エンジンオイル交換は5000〜8000キロ毎に1回。その内、2回に1回はオイルフィルター交換実施。
    基本は純正オイル!NAの推奨粘度は10w-40。 ときどき純正プレミアムオイルを入れるのもいいかも。
    2004.09以降、ボルボ純正オイルは「カストロール製」になっています。 
    ちなみに、プレミアムオイル粘度は5w-30。ノーマルよりも若干さらっとしていますが、レスポンスは良好・燃費改善にもなります。

 * バッテリーも3〜4年で交換。
    月に1度はバッテリー液の補充。 メンテナンスフリー長寿命タイプもあり。
    オルタネーター(発電機)性能確認のための、こまめな「戻り電圧チェック」も基本。

 * プラグは、1.5〜2万キロで交換。 
    ちなみにNGK製だと6番が適当。デンソー製でイリジウムパワータイプだとIK20が適用可。

 * スロットルボディー清掃。
    アイドリング時にエンジン回転が不安定になる場合は、スロットルバルブに「カーボン」がたまっている可能性が
    あります。 850のエンジンは、比較的スロットルボディが外しやすいところにあるため、車検時などに、
    「キャブクリーナー」などで清掃してやると、スラッジを取り除くことができます。
    これを怠ると、エンジンの調子がガタ落ちしてしまうので、要注意 (工賃 3000円〜)

 * ゴム・ブッシュ関係も、ひび割れ・クラックが目視できた時点で交換。
    エンジンルームに見えているゴムや樹脂は、耐熱性に優れていますが、基本的にガソリン・パワステオイルなどの鉱物油には
    耐性がよくありませんので、作業や洗浄の際は、十分な注意が必要です。
    (もちろんガソリン配管やパワステ配管用のゴムは別ですが..。) 
    大体、自動車用ゴムパーツは「硬化劣化」しますので、硬くなれば振動や圧力変化などで、
    クラックが一気に伝播します。思わぬトラブルの元になりますので、早めの交換を。

 * ブレーキパッド部なども、車検時に清掃、必要時は交換。
    ブレーキローターは7〜8万キロで交換要。交換までに1〜2回は研磨で対応することも可能です。
    輸入車はパッドだけでなく、ローターも磨耗することで、制動力を発生させるという考え方ですので、消耗品の一部。
    国産は基本的にパッドの磨耗のみで対応するという考え方ですので、この違いに要注意...。
    
   → ローターパッド新調。四輪とも交換しました(2004.06.26)。新調品はやっぱキレイです(^-^;)...。  
      街乗り重視で、タイトなフィーリングが必要なければ、純正ローター・パッドのマイルドフィーリングでOK(o^-')b !。
      純正品は、パッドそのものに含まれるカーボン量が社外品よりも多いため、カーボンダストが嫌な場合は
      社外品パッド仕様でのチューニングをお勧めします..。(純正ローターはATE社製)

 * バルブ交換は、玉切れしたときに対応。

 * 未塗装モール・バンパー部は、UV・経年劣化で白っぽくなってきます。そのまま放置していると、成型時のひずみ部分から
    「割れ」が発生します。 経年劣化が進んだバンパーには、ガラス成分から構成される「光沢復活剤」(2004年発売)での
    DIYコーティングをお勧めします。新車時に近い「黒さ」が復活します。
    成型時の樹脂フローが見えるような場合には、ガラスコートだけでは変色が隠せないケースもあります。

 * ショックアブソーバー・バネなども、経年変化によって「へたり」ます。 
    ショックアブソーバーは30000〜50000キロを目安に交換が必要です。ビルシュタインやザックスなどのアフターパーツメーカー
    から様々なタイプが出ていますが、バネとの相性などで、乗り心地が激変するパーツですので、個人の好みに応じて選択
    してください。

    → リアショックアブソーバー新調しました(2004.10.29)。リア伸びもどりが悪くふわふわした感じになったことと、
      既に「HEICO」ロワーリングスプリングを入れていたので、「純正」を選択しました。純正は「Sachs製」です(色:ブラック)。
      「純正ショック + HEICOバネ」(つまりSachsとEibachの組合せ)によって、程よい硬さとローダウン量となり、
      乗り心地が改善されました(o^-')b !。

       → 10万キロを目安に、フロントショックアブソーバーとフロントスプリングシートを新調しました(2006.11.05)。
       スプリングシート(ゴム)が硬化すると、ハンドルを切った時に、コツコツを音がします。
      亀裂が入って耐久性がなくなると、最悪の場合、ショックが突き抜ける危険もありますので、そうなる前に
早めの交換を。
.

 * ラジエタークーラントなども1〜2年毎の交換。 またラジエタータンクキャップは、系の圧力を上げ液沸点を高める役目を
    担っているため、消耗品でありながら重要なパーツです。 初期の850に装着されているグレー色のキャップは、クラックが
    発生しやすいと言われていますので、改良品(カラー:グリーン)への交換をお勧めします。

 * その他、過走行の855には、エアコンエバポレーター腐食が定番トラブルです。その腐食の可能性を減らすということで、
    「ポーレンフィルター」装着も有効な手段です。



「以上のメンテナンスをベースとして行って」が大前提での、トラブル事例です。 今のところ、特に「長期入院」事例はありません..。
 特に目立つのは、
 ・「λマーク点灯」(ボルボ乗りの方は、ほとんどが経験されてると思います)。
 ・「ギアポジションセンサー交換」:ATシフト操作具合が、妙にぎこちないです..。

 80000キロを越えたあたりから、そろそろ?とある程度は覚悟していますが、日々の異常を早期発見するため、
カーステレオはつけない(^^;)で異常音には気をつけて走ってます。

 個々の車の症状によって、対応が異なる場合があると思いますので、本データはあくまでも「参考データ」扱いでお願いいたします..。
 対応については責任は負えません..。ご了承ください。